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本書が立てている問い
宝島社の紹介文は、こう始まります。
「医療を受ける際、検査や薬にどれくらいのメリットとリスクがあり得るのかを正確に知りたいものです。ところが効果に乏しく、時には害もあるのに、大きなメリットがあるかのように見せている医療は多いのです。それが50兆円にも迫ろうとする医療費膨張の元凶にもなっています」
本書は、本当はやらなくてもいい医療について、医療ジャーナリストが具体的に指摘するものだ、と紹介されています。
書いた方
鳥集徹氏。医療ジャーナリストです。
書誌
宝島社新書。2026年6月19日発売。208ページ。
なぜこの本を選んだか
診察室で医師が持っている情報と、患者さんが持っている情報には差があります。その差が埋まらないまま、検査や薬が決まっていく場面は、実際にあります。
メリットとリスクを並べて見せてから決める。1点に絞って書かれた本なら、医師の側が普段どう説明しているかを点検する材料になります。
この本の使い方
本書が扱っているのは、医療全体の見せ方と決まり方の話です。いま受けている治療を自己判断で中止する根拠にはなりません。気になる項目が出てきたら、その項目を持って主治医に聞く。本書の使い方は、そう置いておきます。
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書籍情報
鳥集徹『本当はいらない医療 「患者」が作られるカラクリ』宝島社新書
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