心拍と心拍の間隔は、一定ではありません

同じ60回でも、形が違う。揃っていないときはぎざぎざの波形、揃っているときは滑らかな波形。数はどちらも60回。

1分間に60回打っているとき、1秒ごとに規則正しく打っているわけではありません。

0.9秒の間隔があり、1.1秒の間隔があり、また0.95秒がくる。この間隔の揺らぎを心拍変動と呼びます。

揺らぎ方には、形があります

息を吸うときに間隔は短くなり、吐くときに長くなります。呼吸と心拍のリズムが揃ってくると、波形は滑らかな山と谷を描きます。この状態をコヒーレンスと呼びます。

揃っていないときの波形は、ぎざぎざした不規則な形になります。

どちらであるかは、脈を測っただけではわかりません。1分間に60回という数字は、どちらの場合も60回だからです。

画面に出るもの

心拍変動バイオフィードバックの機器は、この揺らぎを画面に出します。

ハートマス社製品を国内で扱っている株式会社フォーカスマネジメントのサイトに、画面の図解が出ています。3つあります。

1つめがコヒーレンスリング。自律神経の状態を色で表示するもので、赤が低、青が中、緑が高です。

2つめが心拍のリズムの波形。心拍リズムの変化をリアルタイムで表示します。

3つめがセッション全体のスコア。1回分の平均が数字で出ます。

図解そのものは、株式会社フォーカスマネジメントのページでご覧いただけます。

図解とFAQ

★**先方のページに出ている画面は Coherence Plus のものです。当院で使っている機種とは異なります。**

当院で使っているもの

対話のお時間で使っているのは emWave Pro(米国ハートマス研究所)です。耳たぶか指先のセンサーで脈波を取り、画面に波形を出します。

画面をご一緒に見ながら、ご自身に合う呼吸の速さを探します。上がっているか下がっているかではなく、揃っているかどうかを見るための道具です。

医療機器ではありません

この線は、販売元自身がFAQに書いています。医療機器ではなく、教育・トレーニング目的のものである、と。

効果を実感する時期についても、個人差があり、2週間以上の継続が推奨されるとされています。当院でも、1回で何かが決まる道具としては扱っていません。

出典

株式会社フォーカスマネジメント(ハートマス社製品 国内販売店)mental-plus.jp

免責事項

本記事は道具の紹介であり、医学的助言・治療を目的とした情報提供ではありません。紹介している機器は医療機器ではなく、教育・トレーニング目的のものです。効果・効能を保証するものではありません。製品情報は執筆時点のものです。本記事にアフィリエイトリンクは含まれません。

Dr.EKO博士
Dr.EKO(YAEKOFU)― 医学博士
医学博士・整形外科専門医。スタンフォード大学で予防医学を研究。医療の先にある「しなやかな暮らし」に寄り添う逸品を、日々の暮らしのなかで実際に使いながらひとつひとつ選びぬいてご紹介しています。"しなやかに生き抜く" 暮らしの伴走品を。